アダルトチルドレンは気づかない

自分がアダルトチルドレンであることに薄々気がついていた。


気がついていたけれど

アダルトチルドレンの本質を理解していなかったので

特に気に止めず生きていた。


私が考えるアダルトチルドレンの本質的問題は


常に周りに気を使い、自分をないがしろにしている。

一見美徳として受け止められそうだけど

アダルトチルドレンの場合

他人と自分との間に境界線がなく

これが非常に危険なのだ。


境界線がないと、自分が無くなってしまったり過剰に尽くしてしまったり

他人と自分の考え方や価値観が違うだけなのに

否定されたように思ってしまう。

悩まなくてもいい所で深く悩んでしまって

不毛な時間を過ごし

ますます自分を他人に合わせようと過剰に無理をしてしまうのだ。

まるで自ら牢獄に入って行くような様で、、、


自己否定の塊だから

自分の存在価値を上げる、又は存在価値を感じるために仕事に没頭してしまって

結果心身を壊してしまう。



その時の年齢で境界線の無さや自己否定の症状の出方が変わる。

産まれてからその状態を繰り返してきているから

アダルトチルドレンであることに気がつけないのだと私は思う。


それこそがアダルトチルドレンの苦しさで残酷な現実


刃物で切りつけながら生きているようなものだから。


また、さらに残酷なのは

同じ傷を持った人にストレスの捌け口にされる事だ。

相手も本能的に分かる

こいつはゴミ箱にしても良い相手だと。


いい歳していつまでも親に恨み怨みを持ち続けている精神的に熟成していない人。

みたいに片付けては失礼である。

また、親に愛情で満たされなかった想いに蓋をして生きてきたが

日々様々なストレスに曝された時

必ずその蓋は開く。

そうなるともう無視できなくなる。

なぜなら日常生活が今までのように送れなくなるからだ。

しかしそれはけして不幸ではない。

楽に事ではないけど必ずゴールがあって

始めて平安を感じられる時が来るからだ。


命がけて親に苦しみを伝えても

絶対に伝わらないよ。

だって苦しみが分かるような人ならアダルトチルドレンなんてならないで済んだのだから。


それでも伝えたいのなら

その後の保険をかけておくと良い

信頼できる友達に話を聞いてもらったり

信頼できるカウンセラーを準備しておくなどね。


倒れる準備ができたら伝えてみよう。


私は三回ほど伝えて

フラフラのボロボロになり布団からでられなくなりました。

そんなボロ雑巾から4年経って

今、精神的に親を捨てました

近いうちに家も出ます。

露呈

生きにくさはずっとあった。

でも

存在すら否定されているような日々を送ってきた子供の私には

心の中で渦巻くどす黒い物の正体など分かるはずがない。


我ながら気の毒だと思うが

子供ゆえに仕方がないのだけれど

私の場合、学校の先生、近所の大人、親戚、など理解して寄り添ってくれる

大人がひとりもいなかった。


今の時代ならひとりぐらい気がついてくれていたかもしれないけど

時代がそうじゃなかったのも

不幸のひとつだったと思う。



話を戻して

生きにくさの正体がわからぬまま

成人して社会に出ました。


やはり

上手くいかない

仕事を覚えるのは早い方だったけど

人間関係が上手く行かなかった。

何故か浮いてしまったり

攻撃対象になったり

仕事以外の事で疲れてしまい続かない

一旦辞めると半年は働けない状況になってしまう。

最近分かった事だが、私は色んな事に敏感に反応してしまうらしく

アスペルガーではなく

その敏感さで神経が過剰に働いてしまうのと

アダルトチルドレン気質も合わさって

非常に精神を消耗してしまうらしい。


らしい。

という所までたどり着く前に

子供を産み

今まで押さえ込んできた生きにくさのどす黒い物が押さえ込めなくなり

パニック発作を起こしてしまった。

それが私の過去をふりかえるきっかけになり

自分と向き合ったり

子供と向き合ったり

度重なるカウンセリングを受けたりするなかで

やっと分かった

私の特性が露呈したのだ。


正直

敏感だとか言われても、だから何?と思って受け入れなかった。

だってそれが事実でも現実の日々が色々あるわけで待ってはくれないからだ。


それでも

私が今まで母に感じてきた違和感や否定されて苦しかった気持ちが自然な事で

私が悪い訳じゃない事は大きな癒しと自信と安心をもたらした

いつも寂しかった

当時はまだ働いている母親は少なかった。


お母さんがお家にいる友達が羨ましかった。

友達からはお母さんが働いていていいなと言われたこともある。


お母さんが働いていてもいなくても

こっちを向いて話を聞いてくれるたけで

良かったのにな。


少し宿題教えてくれるだけで良かったのにな。


私の趣味を否定しないでただ見守ってくれてたらそれで良かったのにな。


これが母への本音です。


でも、たったそれだけの事が毒親には分からない。


自分の見聞が全てで

自分の意見に逆らうなら殴ってやる

私はこんなにやってあげてる

【上から目線】

私がこんなに苦しんでいるのに

【罪悪感の植え付け】

私は趣味が良くセンスがある

【完全否定】

子供の世話をしない

【育児放棄】

気に入らない事が起きると他人を使って自分の手は汚さない

【情報操作、自己愛】


それでも母は

中学生の頃までは私を理解できていたと言う。


私のことを何も知らない産んだだけの親のくせに

批判だけは大人になった今でもしてくる

本当に苦しい時に母からかけられた言葉で

ズタズタにされた私は

今まで耳を傾けなかった本音に気づいた


もう私をいじめる人から離れよう


母親なのに

私をズタズタにする。


想い描いていた理想の母親は存在しない

私に母親はいないのだ。


どう表現しても分かってもらえないのは


彼女は自分だけの世界で生きているからだ。



ある日を境に私はこんな風に思ったのです。